第4回 藤村ゆきさん(2022.10.10配信)

roughlyとラフに話そう • A podcast on Spotify for Podcasters
「どんな場所で、どんな農業経営をしているのか。」気になる方に同じ農業者の視点からインタビューし、リアルな農業者の声をポッドキャストにて配信します。 農業者にとっては良い刺激に、新しく農業を始めたいという方にも参考になるお話をお届けします。 繁忙期の外とのつながりを持ちにくい時期や、ひとりで農作業をしている時間でも、同じ...

取材&編集後期

株式会社 健康米味楽農場 代表 藤村ゆき さん

今回は藤村さんがご自宅の庭でインタビューにお答えくださったので、小鳥の囀りに癒される中での収録となりました!聞こえましたか?

 

秋田県大潟村で35ヘクタールの水田で耕作

米どころとしても有名な秋田県大潟村。

大潟村は八郎潟干拓事業で誕生した干拓地です。

かつて湖底だった土壌はミネラルがたっぷり含まれ、日本中探してもまれに見ぬ肥沃な大地であり稲作を中心とした農業が盛んな土地だそうです(味楽農場HPより)。

その大潟村で、お米農家を営んでいる、藤村ゆきさんにお話を伺いました。

藤村ゆきさん

二代目の妻で、代表取締役

旦那さんは大潟村の入植二世。かつては試験に合格した人しか入植を許されなかったそうです。

以前より、販売に関してはゆきさんが担当。その業務拡大のためもあって代表取締役は彼女が就任。周囲の風当たりが強い中、毅然としてご自身の選択と立場に向き合っていらっしゃいました。

35ヘクタールにもわたる水田の様子も、日々の出来事も積極的に配信。

フェイスブックやインスタグラム内でも

なんと35ヘクタールもの水田!野球場換算で35個分!!

ドローンやラジコンボートも

これだけ広い田んぼの管理のために、除草剤を散布するためのラジコンボートも運転。

もちろん、ドローンも免許を取得して、ご自身で操作。スマート農業も積極的に取り入れていらっしゃいます。カッコいいです!!

ドローンを準備するゆきさん

ラジコンボートも自由自在!

多才な上にパワフル!活動範囲が広くて、一同脱帽です

それにしても、なんとも多才で色々なことにチャレンジするゆきさん。その姿は、頻繁に更新されるSNSでの楽しそうな様子からも伝わってきます。

仕事で忙しい中もバンドでのギター演奏や食育に関する講義、仕事のためと始めたゴルフの腕前もなかなか!数年前には社会人入学した大学も卒業され、その時に取得した学芸員の資格を活かしたお仕事もなさっているとか!これで社長業もこなしているとは…!ご本人を知っていたはずの私たちもここまでとは、もうびっくりを超えて脱帽です。この番組がアップされる頃はちょうど稲刈りで大忙しのはずですが、あの笑顔で楽しく乗り切っていらっしゃることでしょう。

2022年の稲刈り直前の様

加工品をつくるということ

ゆきさんは、これまでいくつかの加工品を作ってこられたそうです。農場の酒米を使った日本酒、あずき玄米粥、玄米を使ったコーヒーなどなど・・・。「六次化」を目指す方に対して、ご自身の経験から現実的なアドバイスもお話しいただいています。農業者にとって、誰もが一度は検討する加工のこと。一歩踏み出すにあたって、参考になるお話しかと思います。

味楽農場の加工品

一般の消費者が購入できる場所

味楽農場さんでは先代が培ってきた「ご注文を受けてから精米して販売する」というスタイルを受け継いでいらっしゃるとのこと。その商品は通信販売で購入することができます。

主力の「特別栽培米あきたこまち」をはじめ

番組内でも話がでていた「あずき玄米粥」もこちらからご購入ください。

 

株式会社 健康米味楽農場 HP

株式会社 健康米 味楽(みらく)農場|秋田県大潟村から全国へ
秋田県大潟村であきたこまちを生産している味楽(みらく)農場の紹介ページです。

ショッピングサイト

あきたこまち 秋田から全国へ通販
減農薬栽培あきたこまち他、安全で新鮮な季...

インスタグラム

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「新米、今年もたくさんの方に知っていただき、たくさん食べて頂きたいです」と、ゆきさん

取材後期

藤村さんとは、インタビューをするroughlyのメンバーもよく知っている仲ということもあって、話がプライベートな内容も盛り沢山になってしまい、配信内でも話していますがカットの部分が続出でした!知っていたはずの彼女の意外な一面を知ることもできました。

「私たちが聞きたいことを聞きたい人に聞いていく」というスタンスの番組ですが、お話しを伺うことでさらにその方に興味が湧いたり、自信の農業を振り返るきっかけにもなり、私たちにとってもなくてはならないコンテンツになりつつあります。どうぞこれからも楽しみにお聴きください!

 

次回は熊本県在住の「水産女子」、深川沙央里さんにお話を伺います。

 

文責:内山佳奈

 

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