取材&編集後記
実家にて就農。
社長、4H役員、妻、母、長女、野菜ソムリエ…沢山の顔が。
2011年の東日本大震災の時に都内で被災。当時ホテルで働いていた殿倉さんですが、都会で暮らすことの意義や夫さんの希望もあり、実家の太陽農園にて就農。4Hクラブに誘われ、地元で活発に活動している方達との出会いがきっかけで、生産に注力するようになったそう。代表に就任した今は農園全体の管理をされています。とてもお忙しそうな中で、子育ても奮闘中。
生産はリンゴを担当。
シナノゴールド、シナノスイート、シナノリップ、サンふじ、サンつがる、などさまざまな種類のリンゴを栽培されています。
南信州の飯田市はアルプス山脈に囲まれ、朝、夕と昼間の温度差が非常に激しい地方。
りんごにとって気温の低い夜間には無駄な呼吸をすることなく、
甘さが凝縮されやすくなることで美味しさが保たれ甘味が増す(HPより)
ポム・ド・リエゾン とは?
リンゴとシードルについての知識に関する資格のことです。イギリス留学中に本場のシードルに出会い、就農後はこちらの資格を取得し、自社のリンゴを使ってシードルを商品化しました。
辛口でスッキリした味わいながらもりんごの甘みを感じてもらえるシードル「&more cider (アンドモア サイダー)」は、太陽農場のHPからも購入できます。
「シードル(サイダー)」とは、りんごの果汁を絞ってアルコール醗酵させ、
発泡したりんごのスパークリングワインのようなお酒です。
メインの生産は「ブナシメジ」
私たちにとって「リンゴ」のイメージが強かった殿倉さんですが、農場の生産は「ブナシメジ」だそうです。シメジは瓶での菌床栽培がされていて、雑菌が決して入ってこないように徹底した衛生管理をした環境で栽培がされているそう。
このシメジの廃菌床を使った堆肥をたっぷり使ったアスパラガスも生産されています。
シメジはJAに出荷。じつは繊細な品質管理が必要な作物なのです
就農前からの夢、ゲストハウス建設!
12年ほど前、就農前からの夢であるゲストハウスの建設が実現目前だそうです。
畑で野菜を収穫する農業体験ができて、収穫物を使った料理を出せるカフェと宿泊施設の建設を計画中。夜はバーでシードルも楽しむことができるような展開を考えていらっしゃるとこのと。飯田市はリニアの駅が建設中とのことで、交通の便も非常に良くなります。
圃場から見える美しい景色を楽しめる場所として、人気が出そうですね!楽しみです!!
太陽農場からの景色。
雄大な山々が広がっています
一般の消費者が購入できる場所
太陽農場さんでは、HPで多くの商品の販売をされています。
野菜のセットやシードルとリンゴのセットなど、バラエティ豊富な商品を購入することができます。
太陽農場HP
また、
太陽農場 LINEアカウント
太陽農場インスタグラム
などでも、農場の情報が頻繁に更新されています。気になる方はぜひご覧ください!
取材後期
殿倉さんから質問をいただいて、roughly結成秘話も少しだけお話ししています。
そして今回の出演者は3人とも母。仕事と子育ての多忙さや悩みについても話しています。
殿倉さんの夫さんが帰国子女ということで、ご両親だけでなくお子さんも英語もお話しされるとのこと!2ヶ国語が飛び交う殿倉さんのプライベートも覗いてみたい!!いつかゲストハウスに伺える日も楽しみにしています。
Writer:内山佳奈
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