第1回 大吉枝美さん(2022.7.10配信)

【鹿児島県】大規模キャベツ農家 大吉(だいきち)農園

 

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‎アート · 2023年

取材&編集後記

「おおよし」さんの、「だいきち」のうえん

キャベツ栽培中心の大規模農家。枝豆が10.5ヘクタール、キャベツの作付けはなんと38ヘクタール!11月から5月の間途切れることなくキャベツを出荷しています。

祖父の代から経営を引き継いだ夫の共同経営者として、農園の経理・広報・生産計画・GAPの記録などその業務は…膨大!

前職は看護師。計画的な拡大により、仕事24アールから徐々に広げ、現在に至ります。

大吉夫妻

 

圧巻の風景!後ろは開聞岳です

わが子に食べさせたい野菜づくり。それが大吉農園のモットーです

大吉農園のスタッフは、働くお母さん達です。お客様の笑顔のために、わが子に安心して食べさせられる、とびっきり美味しいお野菜を生産しています。

収穫風景。働くお母さんたちがスタッフです

 

販売に立つ枝美さん

 

ギャンブルはかけなきゃあたらない?

夫さんの性格上、細かい作業の必要な作物よりも大きな「かけ」をし続ける作物を選択。

「賭け」とはいいつつも、露地栽培のリスクを分散して小さくても賭け続けることができるように、品種や播種の時期で栽培計画を綿密に計算して、品質が高いままに安定供給をできるようにしていらっしゃいます。

文字で書くととても簡単に見えますが、私たち農業者にとってはそれがどれだけ大変な計算なのか、そして栽培している間ずっと続く管理作業を考えると…もう、気が遠くなる規模です。

毎年異常気象と呼ばれるような過酷な気候環境に、多くの農業者が対策に追われる中、そこをしっかりと続けることができる大吉農園さんだからこそ、顧客にも信頼される品質を維持できるのだと思います。

それをインタビューの中でさらっと話される大吉さんに、脱帽です。

収穫後のケール。いろいろな種類があります

 

美しくみずみずしいキャベツ

 

販売会社 エスナチュール

枝美さんが立ち上げた、野菜の販売会社エスナチュール。

価格設定の場で弱い立場になってしまう生産者。この状態をご自身が打ち破り、生産者の立場に立った流通・販売を実現するために立ち上げられました。シンガポールや香港など主にアジア中心に輸出をしており、徐々に仲間も増えているそうです。

一般の消費者が購入できる場所

三越伊勢丹、クイーンズ伊勢丹など、伊勢丹系列の百貨店さんの野菜売り場で購入可能だそうです。

ブーケ状にケールをあしらった商品、私も実物を拝見したことがありますが、つい手に取りたくなるかわいらしいいいビジュアル!栄養は可愛げがないくらいにもうたっぷり入っているのですが、そこのギャップが農家的にはたまりません!

ケールのブーケ

通販は

ふるさと納税の各種サイト

など、「大吉農園」 で検索してみてくださいね。

 

 

取材後期

実は、大吉さんのことを検索している時にこんな記事を見つけました!娘さんの七菜海さんが取材されていて、枝美さんのこともコメントされていましたよー!

 

Writer:内山佳奈

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