『roughlyとラフに話そう』第15回 山下由美さん 企業組合津島あぐり工房あすも代表

Roughlyとラフに話そう 取材&編集後記

第15回 企業組合津島あぐり工房あすも 代表 山下由美さん

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愛媛県宇和島市で、「企業組合 津島あぐり工房あすも」の代表として、農産物の加工、地域へのお弁当の移動販売、食の体験教室、民泊、市立病院の売店、地産地消にこだわったカフェの運営にと、幅広く活動を展開していらっしゃる山下由美さんにお話を伺いました。

山下由美さんのこと
数年前の勉強会で知り合った山下由美さん。そのお人柄がわかるようなSNSの書き込みを見つけました。
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宇和島のいいところを紹介してください‼️
と言われたらなんと答えますか?
美味しいもの美しい風景はどこにでもある。
宇和島にはもう一度あの人に会いたい。そんな人が沢山いるのが宝やと思ってるよ。
もう一度あの人に会いに宇和島へ行きたい❗そんなあの人に私もなりたいと思ってる☺️
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そう、まさに私たちが会いに行きたいと思ってしまうのが今回のゲストの山下さんです。数年前の勉強会でお会いし、実際インタビュアーの若松は実際、宇和島の山下さんのところにもお邪魔しています。宇和島弁の穏やかなことばも、彼女と同じようにわたしたちをあたたかく包んでくれる、そんな方だなと思っています。
「企業組合津島あぐり工房あすも」のはじまり
農家と結婚して、農業をしたかったという山下さん。夢がかなって農業者と結婚するも、想定外に自身が自由に使うことのできるお金を得ることができなかったそうです。
そこで、周囲の同世代の仲間を一緒に立ち上げたのがこの「あすも」だそうです。
農村女性の自立、仲間との活動、当時も困難なことがたくさんあったことかと思いますが、地域の伝統的な「食」を受け継ぎながら、その活動はどんどん広がっていきます。
現在は地域の廃校を活用して、地域のコミュニティと地域の食を守る存在となっています。移動販売も行っており、買い物がしにくくなった高齢の方や、移動手段が少ない田舎町でのライフラインとしての役割も果たしていらっしゃるようにお見受けしました。また、雇用の面においてもこの地域を支える存在となっています。この地域になくてはならない企業としてのあすも、そして冒頭の言葉通り、山下さんご自身がまさに宇和島の宝。農家として、嫁として、母として、社長として、さまざまな経験が山下さんの思慮深いことばと積極的な行動の両面を作り上げてきたんだなあと感じるとともに、とても心の中に沁みてくるインタビューとなりました。
民泊施設、すなだの家
尊敬している実のお母様が逝去され、住んでいらした家を民泊施設とし、多くの方を受け入れています。故郷に里帰り中の方やお遍路さん、海外からの観光客など、家に帰ってきたような落ち着く場所として愛されているようです。お母様への思い、地域への思い、こころにグッとくるものがありました。ぜひ山下さんの言葉でお聞きください。
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編集後記

roughly運営の若松、宮沢と私は、山下さんと8年前の女性農業者の勉強会である育成塾での同期。およそ1年間の勉強会でご一緒させていただきました。その頃から尊敬する先輩女性農業者としていろいろなお話を伺ってきましたが、今回はさらに深く、そして新しい事業についてもたくさん伺うことができました。次々と新しいことに動かれていて、驚きもありましたが、なんだかワクワクして聞き入ってしまいました。山下さんを動かす原動力ってなんだろうと思いながらインタビューを聞きましたが、きっと地域への大きな愛なんでしょうね。自分に置き換えて、これから私が地域にできること、愛情を持って返せることってなんだろうと振り返るきっかけをいただきました。ありがとうございました!!

次回は9月28日に開催されるroughly初のリアル交流会での様子を配信いたします!録音失敗しませんように!!

(文責:内山佳奈)

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