第14回 江面陽子さん(2023.8.10配信)

Roughlyとラフに話そう 取材&編集後記

第14回 移住畑作農家・民泊/レストラン経営 えづらファーム 江面陽子さん

視聴はこちらから

北海道遠軽町で大規模畑作農家として新規就農し、農家民泊、レストラン経営までもなさっている江面陽子さんにお話を伺いました。配信時間長めですが、聴いていただきたいことがぎっしり詰まっています!

江面陽子さん

結婚と同時に移住!?

東京から移住したご夫妻。なんと結婚式が終わるや否や、その足で北海道に来てしまったという、ドラマのような話の真偽は配信で確かめてください!
北海道内で数年の研修を経たのち、2012年に第三者継承の制度を使って研修先の農家の事業を受け継いで新規就農することになりました。離農する農業者から事業を受け継ぐこの制度、最近あちこちで聞くようになりましたね。実際に使われた江面さんのお話はとても参考になると思います(第三者継承についてはこちらをご参照ください)。

 

大規模畑作での新規就農

約42ヘクタール(東京ドーム約9個分)の畑で北海道の畑作の代表作物ともいえる馬鈴薯(ばれいしょ)、小麦、スイートコーン、甜菜(てんさい:砂糖の原料となる)などを生産していらっしゃいます。有名な商品の原材料として出荷されているとのことで、皆さんも口にしたことがあるかもしれません。この地のブランドじゃがいも「白滝じゃが」の生産者でもあり、地方発送もされていらっしゃいます。

ボランティアの受け入れが農園の刺激に

農園の人出は、ボランティアを受け入れて確保しています。ご自宅の部屋に寝泊まりしてもらって、一緒に暮らしながらの農業ボランティアは、ご家族ともぐっと距離が近づきます。通常の農業ボランティアでいらっしゃる人もいる一方で、農業や田舎・移住に興味がある一般の方や、学生さんがも多くいらっしゃるそうです。ボランティア希望者が多く、お断りしてしまうこともあるとか。また、若い方が多くて、逆に刺激となることもたくさんあるとのことでした。人出不足を補うというだけでなく、事業展開のヒントやえづらファームの経営にとって計り知れないプラスの作用を生み出してくれているようです。ボランティアとして関わる側も、インターンシップのようなもしくはそれ以上の貴重な経験をすることができるに違いありません。

農家民泊は陽子さんの事業として

北海道への移住を考えた時、農業以外にペンション経営も思い描いていたという江面さん。ご自宅の一部を使って民泊を始めました。はじめはご自宅での民泊でしたが、現在は隣の農家から引き継いだ土地の中に立っていた民家を改築して、一軒家の民泊として多くの方が訪れているとのことです。現在は海外のお客様も多いとか。さすが英語力のあるご夫妻ならでは!民泊では、自然に囲まれているということを生かしたえづらファームならではのアクティビティ「田舎暮らし体験」を満喫することができます。詳しくは配信で!!

 収穫レストラン TORETATTE(トレタッテ)

民泊のお客様のお食事場所、そして地域の方にも来てもらえるレストランとして昨年開店しました(要予約)。地元の新聞などでも多く取材されていらっしゃいました。「収穫」レストランということはもちろん、えづらファームさんや近隣の農家からの「とれたて」のお野菜をいただくことができます。民泊のお家の隣に立っている「農家オーベルジュ」。窓から広がる風景もとても贅沢なごちそうですね。

えづらファームさんの情報

ボランティアに行ってみたい!という方はぜひご連絡を!!

えづらファーム ホームページ

えづらファーム 農家民泊

収穫レストラン TORETATTE

編集後記

江面さんとお話しすると毎回素直に「すごい!」と感じてしまいます。理路整然としたことばのひとつひとつに強さと自信が感じられ、一貫してご自信のやりたいことをどんどん実現されていく姿、本当に尊敬してしまいます。きっともう私はただのファンなんだと思います。
ここまでくるのに大変なご経験もされていることも伺いましたが、地域を支える農業者として、どうかこれからもたくさんの農業者や農園を訪れる世界中の人たちに刺激を与え続けてほしいと思っております!

次回は、愛媛県宇和島市「企業組合つしまあぐり工房あすも」代表の山下由美さんにお話を伺います。9月10日の配信を予定しておりますので、どうぞお楽しみに。

文責:内山佳奈

コメント

タイトルとURLをコピーしました